ジャズ初心者でもマニアでも、1人旅から家族連れまでオールマイティに対応。おしゃれ感はないけれど安心して行けるお店。
こんにちは、ニューヨークナビです。
ニューヨークで本場のJAZZ体験してみましょう!今回は数多いジャズクラブのなかでもトップ10常連のバードランドをご紹介します。オープン以来、世界中の人から愛され続けるにはそれなりの理由があります。手頃な値段に居心地のよさ実力派ミュージシャンばかりのラインナップとまた行こうと思わせる数々の魅力があるんです。
※料金は2012年3月のもの。
観光に組みやすい立地
バードランドは44丁目沿いの8番街と9番街の間。
ホテルの集中しているミッドタウンにあり、夜にこそ本領発揮のタイムズスクエアより徒歩約5分。演奏終了後、お店の外にでるとタイムズスクエアの光が不安を和らげてくれます。地下鉄も徒歩約1分以内と便利。
最寄駅:地下鉄A/C/E線 42丁目ポートオーソリティー(42St. Port Authority)駅
タイムズスクエアは歩いてすぐ
|
|
徒歩2分の42丁目界隈も賑やかな通り。
|
歴史がうかがえる壁の写真
普通のレストランの様な外観。
<歴史>店名はジャズの巨人と呼ばれるチャーリー・パーカーのニックネーム、バードにちなんで名づけれました。1949年にオープンし、賃料の高騰などで閉店、移転を繰りかえし1990年代中頃から現在の場所に移転。店内でBGMとして流れる『バードランドの子守唄』はこのお店にちなんだもの。この曲は日本でもCMに使われていたので聞いたことのある人もたくさんいるでしょう。
<演奏時間>基本は一日2回午後8時30分、午後11時がメイン。またミュージシャンにこだわらないなら日によって午後5時という早い設定もあります。ミュージカル前後にジャズが楽しめるスケジュールなんですね。時間とミュージシャンは訪れる前に必ずホームページで確認してくださいね。
<予約方法は2つ>♦電話:名前、希望日時、人数、携帯電話番号が聞かれます。クレジットカード番号は必要ありません。
♦ホームページから:
予約時に席の指定はできませんがホームページには店内見取図があり参考になります。ショーによってはテーブル席と多少見づらいサイド席の選択あり。カバーチャージのみクレジットカードで決済、手数料が2ドル別途かかります。ホームページで
予約した場合は支払いに利用したクレジットカードと身分証明書を当日持参します。
もちろん席があれば飛び込みも可能です。
<料金>♦カバーチャージ:20~50ドル。
ミュージシャンや席の種類により違います。日曜日から木曜日の午後11時のショーは同日のミュージカルの半券を提示するとバーカウンターに半額で入場できる特典あり。
♦ミニマムチャージ:10ドル
<服装>きれいめのカジュアルからフォーマルがいいですね。
それでは店内へ
壁に並ぶジャズミュージシャンの写真以外はジャズクラブらしくないシックで広い店内は高級感が漂います。中央にあるステージは他のクラブより広めのようです。
<テーブル席>座席数は全部で170席。ステージより一段上で見やすくなっています。素晴しいのは一人用テーブルから大人数まで席の種類が多いこと。また白いクロスがひかれた大きめのテーブルは食事もとりやすい!テーブル同士もほどよく離れ詰め込まれ感がなくゆったり過ごせます。テーブル席はすべてステージ真正面。ステージななめ横のテーブルはサイド席と呼ばれ多少見にくいのかショーによってはカバーチャージが安くなります。
かぶりつき席でも程好い距離感
|
|
テーブル同士の間隔も広い
|
<バーカウンターとギフトショップ>入口脇のバーカウンターからはステージを横から見るようなかたちになります。お目当てのミュージシャンがピアニストだったりするとちょっと見えにくいかもしれません。入口すぐにギフトショップというかギフトカウンターがありCDやTシャツが販売されています。
<料理>料理も定評ありのバードランド。メニューはバーフードに南部料理が中心です。プリシアターメニューといって前菜とメインがセットになったお得なコースもあります。
日本語メニューも用意されています。♦メニュー例
アイスティー5ドル、カクテル12ドル~、グラスワイン10ドル~
シーフードガンボ 25ドル、チキンシーザーサラダ17ドル、フライドチキン21ドル
<スタッフ>フロアー担当のスタッフは礼儀正しく、英語が苦手な人でも質問を言い換えてくれ外国人慣れしています。また日本語が話せるスタッフもいます。
<幅広い客層>場所柄、旅行者が多いです。ジャズ初心者から自身もジャズをたしなむマニアまで世界中から一人客にグループにと幅広いです。
ツウ好みのミュージシャン
ジャズクラブですから何よりも出演ミュージシャンが気になります。過去数多くの大物ミュージシャンが登場した伝統は現在も続き、ミュージシャンの充実ラインナップに通いつめたくなるファンも多いのではないでしょうか。毎週金曜日はジャズオーケストラのバードランドビッグバンドが出演します。
演奏中の写真撮影はフラッシュ禁止です。
日本でも人気のあるシダー・ウォルトン
サックス奏者のヴィンセント・ハーリング
<演奏終了後のお楽しみ>ミュージシャン専用入口がないのかお客さんと同じ入口からふら~っと出入りします。演奏後話しかけても気軽に応えてくれ気さくです。That was greatとかI enjoyed your performanceとつたない英語でもがんばって伝えてみましょう。熱心なファンはCDを持ち込んでサインをしてもらったり写真を撮ったりします。アメリカ人はファンでなくてもさりげなく「素晴しい演奏でした」と声をかけて帰っていくことが多いですね。1回目と2回目のショーの間はミュージシャン達もバーで休憩や食事をしたりしています。
清潔で開放的でジャズクラブ初めてでも気後れすることがありません。その一方でレベルの高いミュージシャン揃いでジャズファンからの支持も高いバードランド。ジャズを楽しみたい人すべてを受けいれる老舗の大らかさが表れたクラブです。
以上ニューヨークナビでした。