デリ使いもOKな、ニューヨークの老舗ベーグル屋さん。
こんにちは。ニューヨークナビです。
みなさん朝食は毎日同じものを食べる派ですか?最近は朝食を食べない、という人も多いかもしれませんが、ほとんどの人は大体同じものを毎朝食べているんじゃないでしょうか。日本で言うところの「ご飯とみそ汁」もしくは「おにぎり」がニューヨークでは「ベーグル」。(ドーナツとコーヒーという声はおいといて…)
ニューヨークマガジンにてアッパーイーストサイド一番のベーグル!と言わしめたタルベーグルズ。いつも焼きたてのベーグルは完璧な一日の始まりに、すぐに満足出来ちゃう昼食として、もちろん夕食にも。そんなニューヨーカーの生活から切っても離せないベーグルの老舗店、タルベーグルズを今回は紹介します。
マンハッタン内に3店舗あります
86丁目店の入り口
東のタル、西のH&H、とよく雑誌や新聞のベーグル特集で比較される両店。それだけ老舗でありおいしいと評判のお店なんですね。ということはH&Hなき今ニューヨークのベーグル界を独占状態?
一番代表的なのは86丁目、1番街と2番街の間にあります。86丁目の駅を出たらまっすぐ東側に2ブロック半。北側にあります。最近は2番街の地下鉄建設にあたり工事が多いエリアなのでちょっと見つけにくいかも。
高級住宅街アッパーイーストにあるだけあって、店内もベーグルショップとは思えないような、ちょっと高級な雰囲気です。
デリも充実しています
入り口を入ったらいきなりデリのコーナーです。タルベーグルズはベーグルだけでなくデリメニューが充実していることでも有名で、自家製のローストビーフやターキー、スープやサラダ、キッシュやパニーニ(ランチタイムのみ)などもあります。
早速オーダーしてみましょう
ベーグルの種類はプレーン、ポピーシード、オニオン、エブリシング、シナモン、セサミ、ソルト、マルチグレインなど。そのほかにフラットベーグルという普通のベーグルよりも厚さが3分の1くらいのものもあります。1つ1.10ドルです。12個買うと3つおまけにもらえます。
ナビはロックス(LOX)というクリームチーズにサーモンを混ぜ込んだものを注文しました。これはスプレッドと言われるもので、バターやジャム(ジェリー)などパンに塗るものを指します。スモークサーモンとトマトとオニオンと…というスタイルのものは「サンドイッチ」となり、その都度挟んでほしいものを注文します。「スモークサーモン(LOX)のサンドイッチ」といえば「他に何か挟む?レタスは?トマトは??」とだいたい聞いてもらえるでしょう。
LOXスプレッド4.75ドル、スモールコーヒー1.50ドル
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サーモンのピンク色がクリームチーズに移りこんだ鮮やかなスプレッドです
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内側のもちもちと外側のパリパリのバランスがとても良く、形も整っていて見た目も美しいですね。噛み応えがあるのであごがちょっと疲れるという意見もありますが…小麦の風味がしっかり感じられます。また断面から見てもわかるほど内側がふわっとしているもの特徴ではないでしょうか。ずっしりと重いのが特徴のお店もありますが、ここのベーグルはしっかりしているのに軽く食べやすい印象があります。サーモンの塩加減もしっかりと効いていて、クリームチーズとのバランスもよく且つほどよい量だと思います。
化学調味料や保存料を一切使われていません。すべてのベーカリー類は店内で作られたもので、ベーグル以外にもマフィンやクロワッサン、デニッシュ、クッキーやタルトなどがあり中にはシュガーレスや脂肪分なしのものなどもあります。
出来立てのベーグルが見えました
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味は保障済み!
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クッキー類や
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デニッシュも全部店内で作られています
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いかがでしたか?
アメリカの、特にIT業界ではグーグル社の無料の社員食堂のように企業が社員の為に昼食を無料で提供するという事が増えているそうです。有能かつ忙しい社員達の勤労意欲、作業効果、愛社精神を高める為には高給で優遇するだけにとどまらず彼らの胃袋を満たす事が効果的という認識が広まっているのだそう。そこで企業に食事を届けるケータリングサービスの利用が増えているようで、こういったベーグルショップは例に漏れずケータリングサービスが充実しています。
朝から会社のサービスで美味しいベーグルが食べられるなんてうらやましいですね。
以上、ニューヨークナビでした。